犬は嘔吐反射が非常に発達している動物です。お腹の調子が悪くても言葉では伝えられないため、一番楽になる方法として嘔吐します。吐き出せればもう半分は楽になることが多いので、犬が嘔吐しても必ずしも悪いとは限りません。あまり慌てずに、まずは以下の一般的なパターンを確認してみましょう。
よくある嘔吐ケースの分析
ケース 1:食後すぐの未消化ドッグフードの嘔吐
食後間もなく、まったく消化されていないドッグフードを吐き戻し、さらにそれを食べ戻す場合は、「早食いしすぎている」ことが多いです。重篤な問題ではないことがほとんどなので、不快でなければそのまま続けて食べさせて構いません。
ケース 2:黄色い胃液の嘔吐と対処法
空腹時間が長すぎると胃酸が逆流して黄色い胃液を吐くことがあります。これはわかりやすく言えば「お腹が空いている」サインです。通常一日 2 回の食事で足りないようなら、昼間にもう一回与えるか、夜間や早朝に吐く場合は就寝前に軽い夜食を追加してください。

ただし、頻繁に吐く場合は胃腸炎の可能性があります。原因としては給餌量の過多、果物・野菜・おやつなどで偏った食事、季節の変わり目による冷えなどが考えられます。その場合は、オメプラゾールを体重 1kg あたり 0.2mg、アモキシシリン・クラブラン酸カリウムを体重 1kg あたり 20mg、いずれも 1 日 2 回、3~5 日間投与してください。
ケース 3:嘔吐物に虫が混入
子犬などで嘔吐物に白い点や黒い点、あるいは実際の虫が含まれる場合は、駆虫が必要です。
ケース 4:緑色の液体の嘔吐
緑色の液体を吐く場合は、胃腸の不調で草を食べて自力催吐したか、胆嚢収縮による胆汁逆流が考えられます。この場合は絶食・絶水で様子を見て、嘔吐が続くようならすぐに動物病院へ連れて行ってください。

ケース 5:血液を含む嘔吐物(重篤)
嘔吐物にピンク色の血液が少量混じる場合は、上部消化管の小さな潰瘍や軽度出血かもしれません。しかし、血の塊、鮮血、またはコーヒーかす様吐物が見られる場合は、消化管の大出血が疑われます。その際は速やかに動物病院へ搬送してください。
補足データ表
| 症状説明 | 考えられる原因 | 推奨対処法 |
|---|---|---|
| 食後の未消化ドッグフード嘔吐 | 早食いしすぎ | 継続して給餌 |
| 黄色い胃液の嘔吐(まれ) | 空腹時間の長さ | 食事回数を増やす |
| 黄色い胃液の嘔吐(頻繁) | 胃腸炎 | 投薬治療(上記参照) |
| 嘔吐物に虫 | 体内寄生虫 | 駆虫処置 |
| 緑色の嘔吐液 | 胃腸不調または胆汁逆流 | 絶食・絶水で観察し、必要時に受診 |
| 血液を含む嘔吐物 | 消化管潰瘍または重篤な出血 | 直ちに動物病院で診察 |
これらの情報が愛犬の嘔吐についての理解に役立つことを願っています。ただし、いかなる持続的または重篤な症状が見られる場合は、必ず専門の獣医師にご相談ください。
オリジナル記事、作者:KPTer、転載の際は、出所を明記してください:https://www.kaipet.com/ja/13151.html

コメント(2)
黄色い胃液が空腹サイン、私も参考になりました!皆さんは愛犬の食事回数や量をどう調整されていますか?ぜひ教えてください!
@CriticX:CriticXさん、コメントありがとうございます!黄色い胃液についての情報がお役に立てて嬉しいです。愛犬の食事調整について、ぜひ他のユーザーさんの経験談も参考にして、最適な方法を見つけてあげてくださいね。