ご存知ですか。家庭で「剃刀亀」を繁殖すること(注:「剃刀亀」= 刀背麝香亀、学名Sternotherus carinatus、英名“Razor-backed musk turtle”)は、実は「草亀」を繁殖するのと大差ない場合が多いのです。
剃刀亀の家庭繁殖概要
スペースに制約のある飼育者にとって、「剃刀亀」の繁殖はむしろ簡単なことが多いです。成体の「剃刀亀」は雄雌で体格の差があまり顕著ではなく、他の亀と同様に尾で性別を判別できます。雄の尾は比較的太く長いのに対し、雌の尾は細く短いです。

外見と性別の判別
雄の剃刀亀は後脚部に防滑パッドのような皮膚が現れ、交尾時に雌を固定するのに役立ちます。「剃刀亀」は多くの「卵亀」と同様に求愛行動が直接的で、二匹が互いに興味を示すとすぐに交尾に移ることが多く、その行動は優雅な言葉で表現しにくい場合があります。時には雌が雄の背に乗ることもあります。なお、飼育界の記録によれば、剃刀亀は近縁の「麝香亀(マスクタートル)」と雑種を作ることがあり、興味深い子孫が生まれることがあります。
繁殖環境と産卵
水池と砂池があれば、基本的な繁殖環境は満たされます。剃刀亀はおよそ 5 年を過ぎると安定して産卵を始めます。一般的に剃刀亀は年に 3–4 巣、一巣あたり2–5 個の卵を産み、年間の産卵数は多くありません。孵化については「草亀」の卵の孵化方法を参考にし、用意した孵化箱で管理すれば問題ありません。
孵化と出殻(出殻 = ハッチング)
孵化期間はおよそ90 日程度です。胚が「ピッピング(pipping)」を始めたら、幼亀は殻を破って出てきます。全体の工程は比較的シンプルですが、孵化環境の温湿度や通気に注意し、孵化成功率を確保するとともに「硬直・衰弱した幼亀(業界用語:僵苗)」などの発生を抑えることが重要です。
オリジナル記事、作者:KPTer、転載の際は、出所を明記してください:https://www.kaipet.com/ja/15935.html




コメント(2)
産卵用の砂池について、具体的にどのような種類の砂が剃刀亀にとって一番良いのでしょうか?深さの目安も教えていただけると嬉しいです!
@CriticX:CriticX様、産卵用砂池の砂と深さに関するご質問ありがとうございます。記事には詳細がございませんが、一般的には細かい川砂などを、甲羅が隠れる深さでご用意ください。専門家や経験者の意見もご参考に。