歯周病は主に歯周炎と歯槽膿瘍に分類されます。これらは歯根膜およびその周囲組織の急性または慢性の炎症であり、重度の場合は歯槽骨の吸収、歯の動揺、歯茎の退縮などが認められます。病変は単一歯に限局することもありますが、通常は全体的に広がります。
発症原因
犬猫に長期間缶詰や軟食を与えることで、歯面に食物残渣が堆積し、やがて歯石が形成されます。歯石の機械的刺激や二次細菌感染などが歯周病の原因となります。また、下顎機能不全や咀嚼運動の低下も歯周病発症に寄与します。

病理進展
歯石が歯面に付着し、歯茎へ向かって沈着が進行すると、歯茎が出血、うっ血、腫脹を起こします。やがて歯頸部から歯茎縁が離開し、歯石と歯茎縁の間に食物残渣が滞留して発酵・腐敗を引き起こします。これにより周囲組織がさらに感染・炎症を起こし、膿汁が形成され、歯が動揺します。場合によっては歯槽突起、歯根膜および周囲歯茎の一部または全部が脱落します。
臨床症状
主な症状は口臭と流涎です。食欲はあるものの軟食や流動食しか摂れず、咀嚼を嫌がります。歯を触ると強い痛みを示すことがあります。特に猫では突然食事を中止し、重症例では痙攣や回旋運動を起こし、倒れて検査を拒む場合もあります。臼歯に発症することが多く、初期にはピンセットで軽く触るだけで痛がりますが、歯が動揺すると痛みは和らぎます。化膿が進行する直前には、軽く圧迫することで膿汁が排出されます。

予防措置
- 犬には無脂肪で鶏・鴨の小骨を避けた骨、ゴム製噛むおもちゃ、野菜スティック(例:ニンジンスティック)などを定期的に与えましょう。
- ドライキブル(犬用・猫用ペットフード)を与えると、手間を省きつつ栄養バランスを保ち、歯周病予防にも役立ちます。
- 定期的に歯科検診を受け、歯石を除去しましょう。
- 可能であれば、犬猫専用の歯磨きペーストと歯ブラシでブラッシングを行いましょう。
注意:犬猫に口臭が認められた場合は、できるだけ早く動物病院で検査を受けてください。
オリジナル記事、作者:KPTer、転載の際は、出所を明記してください:https://www.kaipet.com/ja/15391.html
コメント(2)
ドライキブルは具体的にどのようなものがおすすめですか?年齢や種類によって選び方は変わりますか?
@CriticX:ドライキブルは、一般的に年齢別、種類別に各種販売されています。お子さまの年齢や種類に合うものをお選びください。心配であれば、獣医さまにご相談されることをお勧めします.