私たちカメ飼育者にとって、飼育に適したカメの種類を選ぶことは極めて重要です。なぜなら、これは私たちがその門をくぐるための第一歩であり、うまくいけば自然と先へ進む自信も生まれるからです。もし道が険しく困難であれば、誰がわざわざ自分から不愉快な思いをしようとするでしょうか。新人こそが私たちカメ飼育サークルの新鮮な血液なのです。ですから、問題のあるカメを売ることは、まさに「飲鴆止渇(いんちんしかつ)」(喉の渇きを癒すために毒を飲むこと。目先の利益にとらわれて、将来の災いを顧みないことの例え)であり、カメ愛好家の自信を喪失させ、今後カメを飼いたいという意欲を失わせることになります。
初心者の「落とし穴」を避ける:問題が起きやすいカメの種類
「露店の御三家」という試練
現在、いわゆる「露店の御三家」(市場価格が安く大量に出回っているが、初心者が飼育すると問題が起きやすいカメの種類。ミドリガメ、クサガメ、ハナガメを指す)——つまり、ミドリガメ(アカミミガメ)、クサガメ、ハナガメ、そしてペンキで着色されたカメなどを避けるよう推奨する人も多くなっています。これらのカメは価格こそ比較的安いものの、初心者を飼育の苦境に陥らせ、カメ飼育への興味さえ失わせてしまうことがよくあります。

ミドリガメ:「白眼病の王」の苦境
ミドリガメは「白眼病の王」(白眼病、すなわちハーダー氏腺炎にかかりやすいことを形容)と呼ばれています。野生のミドリガメは自由気ままに暮らしているかもしれませんが、ひとたび人工飼育環境に入ると、様々な問題が現れやすくなります。特にペンキを塗られたミドリガメ(カラータートル)は、見た目が不自然なだけでなく、健康状態も懸念されます。基本的には「殻に閉じこもる」(病気のために頭や四肢を甲羅に引っ込め、動かず餌も食べない深刻な状態)だけで終わってしまうため、購入時には慎重になる必要があります。
クサガメとハナガメ:「皮膚病の王」の高い死亡率
クサガメやハナガメは「皮膚病の王」(皮膚病、腐皮病にかかりやすいことを形容)と呼ばれており、その飼育の難易度も同様に無視できません。多くの初心者がクサガメを 5 匹買っても、最終的に生き残るのは 2 匹だけかもしれません。このような高い死亡率は、間違いなく初心者のカメ飼育に対する自信を喪失させるでしょう。
なぜそれらは依然として普及しているのか?
大量に保有されている背景にある理由
さて、以上は確かにミドリガメやハナガメ、クサガメの欠点です。正直なところ、個人的にもハナガメやクサガメの幼体は、他のいくつかのカメよりも飼育が難しいと感じています。例えば、ミナミイシガメ(一般的な観賞用カメの一種)の方が、クサガメやハナガメよりも飼いやすいです。現在、南石(ナンシー:ミナミイシガメの通称)や小青(シャオチン:一般的な初心者向けの水棲ガメで、通常はハナガメの幼体を指す)も露店価格並みになっていますので、これらも「露店の御三家」と言っても過言ではありません。実際、飼い始めには、南石や小青を飼うのが最良の選択です。
しかし、ミドリガメやクサガメ、ハナガメの現在の保有量(市場や飼育者が所有している数)は、私たちの想像を絶するものです。このことから、ミドリガメやクサガメ、ハナガメの飼育や繁殖自体は難しくないことが分かります。ただ、多くのカメ愛好家は飼い始めたばかりでカメに詳しくないため、細部の処理が完璧にできず、加えて現在は体質の悪いカメが多すぎるため、多くの初心者にとって飼育が困難になっているのです。
「露店の御三家」にチャンスを与えるためのケアのポイント
ミドリガメであれ、クサガメやハナガメであれ、もし自分の入門の「導き手」とするならば、やはり環境を安定させることが重要です。過度に関心を持ったり、いじりすぎたりせず、そっとしておくことです。最初はミドリガメやクサガメ、ハナガメを環境に慣れさせ、適応してから餌を与え始めます。成長線が出てくれば、だいぶ安定したと言えます。
初心者におすすめのカメの種類
ドロガメ・ニオイガメ類とワニガメ:慎重さが求められる選択肢
では、カメ飼育の初心者は他にどのような種類を選べるでしょうか?現在、多くの人が「蛋亀(ダンガメ)」(小型の水棲ガメの一群で、通常はドロガメ科やニオイガメ科の種を指す)やワニガメ(大型の水棲ガメで、ワニガメとカミツキガメに分かれる)を勧めています。ワニガメは飼育が比較的容易で、水があり、適時に水換えを行えば健康に育つと言われています。
「水さえあれば生きられるカメなんて、そうそういないでしょう」
この点について、個人的にはあまり賛同できません。ワニガメの幼体も世話が簡単ではなく、やはりある程度の忍耐が必要です。一方、ドロガメ・ニオイガメ類の中では、カブトニオイガメ(剃刀麝香亀)やミシシッピニオイガメ(普通麝香亀)が良い選択肢と言えます。これらは飼育の手間も比較的かかりません。しかし、全く心配がないわけではありません。ですから、基礎知識と気配りはやはり欠かせません。
「露店の御三家」を引き合いに出して、側面から他の種類を売り込んでいるような疑いは否めませんが。
ヘルメットガメ:初心者には推奨しない
もちろん、「なぜヘルメットガメ(頭盔亀)(通常、スジクビヒメニオイガメのような小型のドロガメ類を指す)を勧めないのか」と聞く人がいるかもしれません。実際、ヘルメットガメの飼育難易度はカブトニオイガメやミシシッピニオイガメに比べてやや高く、初心者にはあまり適していません。
カメ飼育の楽しみ:高値を追わず、自分に合ったものを選ぶ
最後に、初心者の皆さん、セマルハコガメ(希少な半水棲ガメの一種)やオオアタマヒメニオイガメ(比較的高価なドロガメ類)のような高級品種を盲目的に追い求めないでください。これらの品種は価格が高いですが、飼育難易度が価格に比例して高いわけではありません。自分に合ったカメの種類を選び、飼育の楽しみを味わうことが最も重要です。もちろん、お金に余裕があるなら、そんなことはどうでもいいのですが(笑)。お金はあなたの悩みの 99% を解決してくれますから。
オリジナル記事、作者:搬运工、転載の際は、出所を明記してください:https://www.kaipet.com/ja/24138.html



コメント(1)
ミナミイシガメやシャオチンが初心者にも安定して飼いやすいというのは、私もとても気になります!具体的に、クサガメやハナガメと比べてどんな点が特に良いのでしょうか?