放生ガメといえば、ミシシッピアカミミガメやクサガメの数が圧倒的に多いですが、実は「放生ガメ」について語る際、ヒジリガメ(学名:Siebenrockiella crassicollis)も絶対に見逃せない存在です。
ヒジリガメ(テンプルタートル)もまた、注目を集めている一種です。テンプルタートルという名は、特定の国々でこのカメを寺院の池に放つという習俗に由来しており、長い年月を経てその名で呼ばれるようになりました。
ヒジリガメの特徴
ヒジリガメは、イシガメ科(Geoemydidae)オオヤマガメ属に属します。その外見は特に目を引き、頭部にある鮮やかな黄色の縞模様が際立った特徴となっており、オオヤマガメなどの大型ガメとは鮮明な対照をなしています。頭部と個体は黄褐色を呈しており、美しくも神秘的です。体型に関しては、甲長が50 センチ以上、体重は20 キログラムを超えることもあり、カメ類の中でも「巨大な怪物(ベヒーモス)」と呼ぶにふさわしい存在です。

生息地と習性
ヒジリガメはタイ、カンボジア、マレーシアなどが原産で、主に川や湖沼、渓流に生息していますが、短時間であれば海水環境にも適応できます。原生環境は熱帯に近く、温暖な気候です。習性として、水中での活動能力が高く、半水棲ガメ(semi-aquatic turtle)ではありますが、水域への適応性がより高いです。日中は群れることを好み、夜間は水に浸かることを好みます。性格は温厚で臆病であり、新しい環境に来た当初は頭を引っ込めて姿を見せませんが、慣れると徐々にリラックスしていきます。その巨体に似合わず、威圧的な性格は全くありません。
食性と繁殖
食性に関しては、雑食性ですが植物質を好み、サツマイモの蔓、カボチャ、パパイヤなどの花や果実、野菜を好んで食べます。たまに魚やエビも食します。繁殖に関しては、野生では 6 年から 8 年で成熟しますが、人工飼育下ではより早くなります。産卵は毎年 9 月から 11 月に行われ、1 回から 2 回、1 回につき 4 個から 10 個の卵を産みます。孵化期間は温度や湿度に影響されますが、90 日から 150 日です。
保護の現状と飼育アドバイス
原生環境が温暖であるため、ヒジリガメの冬眠期間は非常に短いです。両広(広東・広西)、海南、雲南、福建南部を除く地域では、加温飼育が推奨されます。保護の現状についてですが、ヒジリガメは『絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約』(CITES)の附属書 II に掲載されており、中国では野外個体に限り国家二級重点保護野生動物に指定されています。飼育する場合は、正規のルートから購入する必要があります。
ヒジリガメはその独特な外見と温厚な性格からカメ愛好家に愛されていますが、飼育過程においてはその習性と保護の現状に注意を払う必要があります。ただ、愛好家にとっても、成体はおそらく「悪夢」となるでしょう。何しろ、本当に巨大なのですから!
オリジナル記事、作者:搬运工、転載の際は、出所を明記してください:https://www.kaipet.com/ja/24130.html






コメント(1)
ヒジリガメの巨大さ、すごいですね!成体飼育の「悪夢」について、具体的な苦労や対策が気になります!