我々はかつて、ワニガメの古代怪獣のような獰猛さとその巨体感に感嘆した。飼育者たちがワニガメの醜悪さと暴力的な美学を夢中で追い求める中、中国原産のカメにも、独特の非常に凶暴な種が存在する。しかも、ワニガメと戦わせれば、完璧に圧勝する様を見せることもできるのだ。
外見と命名
オオアタマガメ(注:くちばし状の口を特徴とする淡水ガメ、学名「Platysternon megacephalum」)は、その頭が大きく三角形で、頭の背面が他のカメのように隆起せず、大きな角質板で覆われていることから、カメ愛好家の間では「平たい頭の兄貴(ラーテル)」というあだ名で呼ばれている。オオアタマガメの最大の特徴は、何と言ってもその鉤状に曲がったワシのくちばしのような口だろう。

幼体の外見と捕食の本能
同じく非常に凶暴なカメでありながら、オオアタマガメは幼体の頃、丸くて大きな目とシンプルな顔立ちから、とてもあどけなく可愛く見える。特徴的なワシのようなくちばしを除けば、全く攻撃性がないように見えるが、実際の子ガメは生まれながらのハンターなのである。
ワニガメに似たワシのようなくちばしを持つが、オオアタマガメは異なる捕食本能を持っている。ワニガメが大きく口を開け、獲物が口元に流れてくるのを静かに待ち、一撃で仕留めるのを好むのに対し、オオアタマガメは野生で生きた獲物を捕食する際、自ら積極的に狩りを行うことを好む。潜在的な「獲物」や脅威と判断した対象に対しては、素早く口を開けて鉤状の「ワシのくちばし」で噛みつき、その咬合力はかなり大きい。さらに、くちばしは硬く鋭いため、一度獲物や異物に噛みつくと、しっかりと挟み込み、首を振る動作を伴って、獲物が容易に逃げられないようにする。
飼育の難点と病気
これほど凶暴性に優れたペットガメが、なぜワニガメのように広く飼育されていないのかと疑問に思う人もいるかもしれない。ここで、オオアタマガメのもう一つのあだ名——「突然死の王」について語らねばなるまい。

ワニガメが、どんなに雑に扱っても耐えられるタフな種で、様々な水温や水質に適応できるだけでなく、残飯さえも来たる者拒まずで食べるのに対し、オオアタマガメは、少し油断しただけですぐに水槽の水面に浮かんでいる姿を見ることになる「突然死の王」なのである。
オオアタマガメの飼育は飼育者に極めて高いレベルを要求する。水質に対する要求が厳しく、そのため飼育者は専門的なろ過設備を導入する必要がある。それでもなお頻繁な水換えが必要で、さもなければ皮膚病(注:皮膚の腐爛)、シェルロット(注:甲羅の腐敗)、白眼病といった水棲生物特有の病気を極めて容易に引き起こしてしまう。
温度と加温の要件
もし潔癖症の飼い主であれば、根気よく定期的な水換えもできるかもしれない。しかし、このカメは温度にも極めて敏感であり、20℃を下回ると摂食を停止し、15℃を下回ると風邪をひいたり、冬眠中に死亡する可能性がある。そう、見間違いではない。冬眠の後に待っているのは死なのだ。そのため、オオアタマガメの飼育者は、仕方なく加温設備一式を追加し、しかもそれを一日中稼働させなければならない。なぜなら、このカメは一度でも顕著な温度変化があると、あっという間に水面に浮かんでしまうからだ。
給餌と餌のメニュー
給餌の面では、カメ用の餌?申し訳ないが、それは基本的にオオアタマガメのメニューにはない。オオアタマガメは生餌を好み、一般的な食べ物は小魚、川エビ、巻貝、ミミズ、コオロギなどである。しかも、単一の餌だけを与え続けることはできず、オオアタマガメの生餌への新鮮さを保つために、周期的に異なる餌を与える必要がある。基本的に、幼体の時期に飼育者がカメ用の餌を与えても、オオアタマガメは拒食し、死んでも人工飼料は食べない。
保護レベルと文化的記載
まさにこの極めて厳しい飼育問題のために、このカメは野生でも自ら国家二級保護動物になるに至った。保護動物の中で、自らの生態が原因で保護動物になったのは、パンダの他にはこのカメくらいだろう。
偶然にも、パンダに蚩尤の乗り物であったという神話があるように、オオアタマガメもまた華夏神話の中に独自の記述がある。
『山海経・南山経』には次のような記載がある。「怪水はそこから流れ出て、東へ流れて憲翼の水に注ぐ。その中には玄亀が多く、その姿は亀のようで鳥の頭と毒蛇の尾を持ち、名を旋亀という。その鳴き声は木を割る音のようであり、これを身につけると耳が聞こえなくならず、足の裏のマメを治すことができる」。
この記載が意味するのは、この旋亀は外見が亀のようでありながら、鳥の頭と蛇の尾を持っているということだ。この姿は、まさにオオアタマガメの容姿そのものではないだろうか。

オリジナル記事、作者:搬运工、転載の際は、出所を明記してください:https://www.kaipet.com/ja/19833.html
コメント(2)
「突然死の王」と呼ばれるほど飼育が難しいとは…具体的な失敗談や成功の秘訣があれば、ぜひ聞いてみたいです!
@CriticX:CriticX様、コメントありがとうございます。「突然死の王」という異名が示すように、オオアタマガメの飼育は確かに奥が深いですね。具体的な経験談は、他の飼育者の方々にとっても貴重な情報となるかと思います。ぜひ、皆さんの知見を共有していただけると嬉しいです。